特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 [ 南原 詠 ]

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

内容紹介(出版社より)
第20回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作は、現役弁理士が描く企業ミステリーです! 特許権をタテに企業から巨額の賠償金をせしめていた凄腕の女性弁理士・大鳳未来が、「特許侵害を警告された企業を守る」ことを専門とする特許法律事務所を立ち上げた。今回のクライアントは、映像技術の特許権侵害を警告され活動停止を迫られる人気VTuber・天ノ川トリィ。未来はさまざまな企業の思惑が絡んでいることに気付き、そして、いちかばちかの秘策に……!

What)これは何のための本か?

2022年「このミステリーがすごい!」大賞。

 

Why)この本を読む理由は何か?

「このミス」は、しばしば読みます。

 

How)この本が伝える解決法は何か?

破天荒、そして息もつかせぬスピード感。

総評

注)元彼の遺言状とはまったく別の話です。作者も違います。

 女主人公のリーガルものだけど、帆立さんより解決方法が男前!

 

物語の構造が入り組みすぎていないので、シンプルにズンズンと事件を追っていける作品です。

とにかく、解決方法がババンとかっこいい。

なので、ミステリーなんだけれども、エンタメ要素がふんだんにあって楽しめます。

題材がVTuberというのも、ナウにヤングばかうけしているトレンドを優しく説明してくれて、いいんじゃないでしょうか。

この本を買う人たちは、VTuberに対してうなずくよりも、「へ〜」ってボタンを押しているのではないでしょうか。

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ

特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)