内容紹介(出版社より)
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ最新作! 在日ロシア大使館駐在武官にしてGRUの諜報員ビクトル・コサチョフ。愛国文化人としてふるまいながら実際は中国のエージェントであった守屋康史。その二人が、立て続けに殺害される。二人の手には“スパイに死を”と書かれた名刺大のカードが挟まれていたーー。一方、二件のスパイ殺しから派生して、横浜中華街で中国人少年がロシア人貿易商を刺殺するという事件が発生。独断専行・単独で事案を解決してしまうため、一人部署“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、露中の諜報関係者に接触し、事態の鎮静化を図ることになるが……。
What)これは何のための本か?
「『このミス』大賞」の県警外事課クルス機関、三作目。
Why)この本を読む理由は何か?
シリーズを読んでいるので。
How)この本が伝える解決法は何か?
いい意味で期待を裏切る三作目。
アクションありの警察/公安小説が好きなので、この三作目が一番おもしろいと感じました。
映画化希望。
総評
このようなシリーズ順です。
一作目は「ミステリー」として、最終局面であっと驚く、まさに「このミス」仕上げ。
二作目は、ミステリー要素は薄まったものの、主人公(と周囲)の男ぶりが上がって、アクションの楽しめる警察小説になりました。
そして今回三作目。
映画化して欲しいですね。
そのくらい内容が好みでした。
お気に入りポイントを上げればきりがないのですが、三作目が一番胸アツでした。
KPGC10をレストアするテロ老女、二作目でキャラが立った上司の続投ぶり、無敵のクマちゃん、正攻法でこないマニアックな銃器、いい感じの横浜各所感。
我が地元・茅ヶ崎もでてきますので、最後まで楽しみにしててくださいね。ふふふ。
四作目はまだ出ていないので、次回は警部補 剣崎恭弥シリーズに手を付けたいと思います。
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