内容紹介(「BOOK」データベースより)
松山きっての繁華街“北京町”で、デリヘル嬢が絞殺された。愛媛県警本部と松山東署は特別捜査本部を設置。ピンク映画館に寝泊まりし、ウルフの異名を持つ刑事・壬生千代人も応援に駆り出された。捜査線上に浮かんだのは風俗店経営者だった。被害女性と愛人関係にあったらしいが、腑に落ちない。周辺捜査を進めるなか、スイッチを切り替えた。狩りモードーそれはスポーツでいうゾーンに近い。五感が研ぎ澄まされ、事件の断片が繋がる。そして見えてきた真犯人とは…(表題作「夏至のウルフ」)。松山出身にして、「このミス」優秀賞作家発の超ローカル警察小説!
What)これは何のための本か?
このミスで神奈川県警を題材にした「県警外事課クルス機関」の柏木伸介先生の本。
Why)この本を読む理由は何か?
「リベンジ文庫 #なぜ売れない」として紹介されていたため。
How)この本が伝える解決法は何か?
なぜ売れないのかという理由、私はビシバシと感じました。
伊予弁が激しすぎます。
総評
愛媛県松山市におこったいろんな事件を解決していく短編集です。
話自体は面白いし、キャラクターも個々の性格がしっかりしていて納得しながら読めます。
駄菓子菓子。
登場人物の9割がバッチバチの伊予弁で、私のような標準語県民にはつらいのです。
伊予弁はまだ「標準語県民にもわかる範囲の方言」なので、もちろん読めば意味はわかるんですが…
伊予弁の激しさというフィルターを一枚突破しないと、登場人物の発言内容が頭に入ってこないんですよぉぉ〜〜!
次回は、まだ読んでいなかったスパイに死を 県警外事課クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 柏木 伸介 ]を読みます。
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