紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 歌田 年 ]

今週のお題「上半期ベスト◯◯」

これは2023年の上半期面白かった本ベスト10入り確実ですね。

表紙デザインも逸品!

紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

内容紹介(「BOOK」データベースより)
触るだけでどんな紙でも見分けられる男・渡部の紙鑑定事務所には今日も、紙にまつわる一風変わった依頼が舞い込む。紙粘土のようなものをぶつけられて怪我をした野良猫たち。漫画の単行本を「不良品だ」と言って、心を閉ざす少年。そして、凶器が消えた奇妙な殺人事件ー。プラモデル造形家の土生井やフィギュア作家の團の知識を借りながら、渡部はそれぞれの事件の真相に迫ってゆくが…。

What)これは何のための本か?

紙のことならなんでも分かる妙齢のお兄さんが、さまざまな専門家と協力して事件を解決していくよ。

 

Why)この本を読む理由は何か?

シリーズ1作目もすごく面白かったのです。

 

How)この本が伝える解決法は何か?

今回も随所にマニアックな内容が炸裂!

総評

読んでいてものすご〜〜く楽しいんですよ。

  • 紙好き・本好きにとってはたまらない豆知識がいっぱい
  • 登場人物が各々その筋のマニアでいい味を出している
    新登場のdanさんもいいキャラで、さっそくレギュラー化
  • ミステリー小説としても十分しっかりしている

これは2023年の上半期面白かった本ベスト10入り確実。

ほんとたまらん魅力に溢れた作品なので、周りにもさっそく勧めます!

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ

紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)