半熟ババァ読書録 -本と勉強と時々映画-

小説・エッセイ・実用書からたまに映画。おすすめ作品のゆるっとレビュー

【東京の地下鉄の謎に迫るかと思いきや】帝都地下迷宮 [ 中山 七里 ]

 

内容紹介(「BOOK」データベースより)
鉄道マニアの公務員、小日向はある日、趣味が高じて、廃駅となっている地下鉄銀座線萬世橋駅へと潜り込む。そこで思いがけず出会ったのは、地下空間で暮らす謎の集団。身柄を拘束された小日向に、彼らは政府の「ある事情」により、地下で生活していると明かす。その地下空間で起こる殺人事件。彼らを互いにマークする捜査一課と公安の対立も絡み、小日向は事件に巻き込まれていく。

What)これは何のための本か?

東京の地下には、廃線も含めてたくさんの線路があるんですよ。

Why)この本を読む理由は何か?

東京の地下がものすごい大変なことになっている!

…という題材の作品は、好きです。んふふ。

How)この本が伝える解決法は何か?

でんでんエンタメミステリー!

  • 中盤で明かされる避難民の設定が、強烈なアクセントになるのですよ
  • 変にひねられてない
  • 入り組んだ話でも、伝わってくる情報は、わかりやすい
  • 主人公の青年に好感が持てる!

 

総評

読了感、なんだか爽やか!

これは主人公が鉄道オタクで好青年だというおかげですね。

 

もっとドロドロしたおどろおどろしい、東京の地下にまつわる話も読んでみたいです。

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ

帝都地下迷宮 [ 中山 七里 ]