内容紹介(「BOOK」データベースより)
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない“わたし”は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』、『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の新作中篇。
What)これは何のための本か?
先入観無しで、人から進められた本を読んでみよう!
Why)この本を読む理由は何か?
高校生ビブリオバトルで紹介されていた。
How)この本が伝える解決法は何か?
心に残るタイプの面白さを感じる、ミステリー小説。
総評
人から面白さを力説される本というのは、やはり魅力があるものです。
このミスや本屋大賞のような話題で知ることもあれば、今回のように高校生ビブリオバトルが読んでみようというきっかけになったり。
話の進んでいく方向だけでもかなり面白いミステリーです。
最後に明かされる「わたし」については、ハッと現実に帰ってきたようなエンディング感です。
本当のおしまいは読者が本を閉じた時なのに、この感覚は面白い仕掛けだなと思いました。
高校生ビブリオバトルで紹介された本、他にも読んでみます。
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