【おすすめ】降伏論 「できない自分」を受け入れる [ 高森 勇旗 ]:例え話のわかりやすさナンバーワンでとても心に響く

お題「この前読んだ本」

降伏論 「できない自分」を受け入れる

内容紹介(「BOOK」データベースより)
成功したければあきらめろ。50社全ての業績をあげた伝説のビジネスコーチの教え。

著者情報(「BOOK」データベースより)
高森勇旗(タカモリユウキ)
1988年富山県高岡市生まれ。2006年、横浜ベイスターズ(現DeNA)から高校生ドラフト4位で指名を受け入団。12年に戦力外通告を受け引退。引退後は、データアナリスト、ライターなどの仕事を経て、ビジネスコーチとしての活動を始める。延べ50社以上の経営改革に関わり、業績に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

What)これは何のための本か?

元プロ野球選手で、現在は別のことで活躍されているという方の本。

 

Why)この本を読む理由は何か?

どこかで「最近読んだおすすめ本」として、絶賛紹介されていました。

 

How)この本が伝える解決法は何か?

例え話が、とにかくわかりやすいのです!

解説のウマさが今年ナンバーワンで、とても心に響く読み応えでした。

総評

序盤に「キャッチボールで窓ガラスを割ってしまい、隠そうとしたら精神的に追い詰められることになった」という話があります。

実際に読んでいただければすぐわかるのですが、この本はそういった事例のチョイスや、例え方が、非常〜〜〜にうまいのです!

窓ガラスを割ったという後ろめたい出来事が、殺人事件を隠し通す犯人の精神状態にも通じてしまうような伝わりやすさです。

海外で大ヒットしたビジネス本の翻訳版を読んでも、イマイチ日本土着民のハートに響かないということがあります。頻繁に。

でもこの本は、私たちにとってわかりやすくて、うんうんとうなずける話の展開になっているのですよ。

そこがすごい。

 

「一番役に立つ本」という話題では、

人を動かす [ D・カーネギー ]を3回読んでください」

というくだりがあります。

はたしてどうでしょう。

高森さんのこの本のほうが、読みやすくて頭に入りやすいんじゃないかという気が。
(カーネギーも、今度、読んでみます)

 

それから、「アッ」と思ったこと。

「成功者のマネをするなら、部分的にではなく、完コピしましょう」ということが書かれていました。

私はよく、本を読んだら「この部分が面白そう!真似しよう!」という「部分的にマネする」というのをよくやってしまいます。

もしかしたらこれでは、ケーキの材料を省略して、小麦粉なしで作ろうとしているようなものかもしれませんね。

 

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降伏論 「できない自分」を受け入れる