最後の最期まで目を離してはいけない:真夜中のマリオネット/知念実希人

お題「この前読んだ本」

真夜中のマリオネット (集英社文庫)

内容紹介(出版社より)
私が救ったのは、天使か、悪魔かーー。

殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼ーー通称「真夜中の解体魔」。
婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。
そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。

無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。
「彼は『真夜中の解体魔』だ」とーー。

涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。
「僕は罠にかけられただけなんです」とーー。

無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが……。
涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。

ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する! 衝撃のクライムサスペンス。

これは何のための本か?

ぞぞぞわっとミステリーと言えばの知念実希人先生であります。

 

この本を読む理由は何か?

最後まで気が抜けない、話題の本として紹介されていたため。

 

この本が伝える大切なことは何か?

最後の最期まで目を離してはいけない、完読によって完結するミステリー小説。

総評

知念実希人先生の作品は、どれも恐怖要素があります。

ものによっては一人でお風呂に入るのが怖くなってしまうものも。
ヨモツイクサはバイオハザードで彼岸島だから怖いぞ!)

この作品は、読んでも一人でお風呂には入れるけど、殺人事件の現場がショッキングという意味で怖いタイプです。

うちの長女(10)が読んでしまい、たいそうビビっておりました。

 

それにしても、終盤。
時間が解明され、もう一段登った真実が明かされるという仕掛け。
途中で離脱したら、絶対に勿体ないです。

しっかりと、最期までどうぞ。

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ

真夜中のマリオネット (集英社文庫)