内容紹介（出版社より）
「黄泉の森には絶対に入ってはならない」
人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。
究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名はーーヨモツイクサ。北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。
その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。
現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。
そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、
7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。
この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。
What)これは何のための本か？
本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃
医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー！
Why)この本を読む理由は何か？
この著者の作品を何冊か読んでいて、面白かったのです。
今週のお題「読みたい本」
How)この本が伝える解決法は何か？
こえ〜よ〜！
バイオハザード・ホッカイドーだよ〜！（泣）
総評
知念実希人さんという作家は、毎回、ジャンルの違った小説をお書きになるのですよ。
だから、読みすすめるまでどんな系統なのかがわかりません。
仮面病棟 (実業之日本社文庫)は、「このミス」にふさわしい、引っ掛け・謎解きありの推理小説。
ムゲンのi(上) (双葉文庫)は、ファンタジック要素ありのアドベンチャーミステリー。
硝子の塔の殺人は、本格ミステリー好きの愛する各作品をオマージュする密室連続殺人事件。
そして今回の。
ミステリーかと思いきや、フルスロットルのホラーです。
読み始めはなんとなく、令和版ゴールデンカムイ的なものを期待しちゃったんですが……
違う、違うんだよ。
バイオハザードとかSIRENとか、そういうホラーゲームみたいな要素がふんだんに含まれております！
ビビりながら読んでましたが、最終的には、面白かったのでいいです。
↓本のあらすじはコチラでどうぞ
