天現寺ウォーズ [ 佐野倫子 ]:お受験VERY妻注意報

天現寺ウォーズ

内容紹介(「BOOK」データベースより)
東京の勝ち組女である“港区妻”には、純然たる階級がある。頂点に君臨するのは、生まれ育った東京で富裕層として暮らす、生粋の“東京女”。一方、たったひとりで上京し、港区妻の仲間入りを果たした女たちがいる。元CAで専業主婦の桜井あかりも、そのひとり。CA仲間だった東京出身の玲奈と百合が、実は着々とお受験準備をしていると知り、地方出身の自分との格差を感じるあかり。信頼する友人・凛子から慶應義塾幼稚舎の魅力をきき、さらにミステリアスな講師・北条ミキにすすめられ、あかりは受験を決意する。しかしそこに待ち受けていたのは、想像を絶する世界だったー。(天現寺ウォーズより)。

御三家。それは、首都圏中学受験界に燦然と輝く、究極の伝統エリート校を指す。男子は開成・麻布・武蔵。女子は桜蔭・女子学院・雙葉。5万人ともいわれる首都圏中学受験生の頂だ。挑戦者を待ち受けるのは、「親の力が9割」とも言われるデス・ゲーム。子どもの頭脳、父の経済力、そして母の究極の献身が求められるこの戦場。運命の2月1日、「真の勝者」は誰だー?(御三家ウォーズより)。

What)これは何のための本か?

都内における小学校お受験の、ちょっと前のVERY妻みたいな内容。

 

Why)この本を読む理由は何か?

なんかの雑誌で紹介されていて。

 

How)この本が伝える解決法は何か?

私が読んだのは帯のない本の状態だったのですが、帯もこれまた怖いですね。

総評

「BOOK」データベースのあらすじだけでもう、お腹いっぱいになりますでしょう?

内容も、紹介文に偽りなしのギトギトな作品です。

地方の庶民にとっては胸焼け必至のお受験ストーリーです。

こういうコースで人生を歩んできた人たちが、ピケティの資本論に逆行する租税を課して、庶民の気持ちがわからない支配階級として君臨するのだろうな、と思いました。

異文化を知るという意味で面白い本なので、お子さんのいる方は読んでみてください。

 

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天現寺ウォーズ