※あらすじが紹介ページの下の方にあります。
「格差社会の醜さを描いたゆるぎない傑作」という感じではありませんでした。
ええ。
著者の「慟哭」は、「うひょー!」と思う展開でした。
こっちの本は、展開とか動機とか犯人とかはあまりインパクト強くないんですが、「大学の特色」がすごいです。
この本で知ったこと。
慶応義塾大学って在学者同士の格付けが浮世離れしてVERYっぽいところなんですね。
怖い怖い。
慶応の小中学校(内部)を経て慶大に入った人と、外部から受験して入った人は、全然別人種なんだそうです。
内部出身者は貴族で、外部は平民みたいな。
殺人事件が起こってるし、犯人もわかるし動機もひねってあるんですけど、
スクール(University)カーストのインパクトが強すぎて、もはやどうでもよくなってしまいました。
はややや・・・。
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ええ、はい。あの事件のことでしょ?-幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家四人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第三の衝撃。
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
貫井徳郎(ヌクイトクロウ)
1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。不動産会社勤務を経て、93年に『慟哭』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)