【"無戸籍"という問題について考える】名もなき子[ 水野梓 ]

 

内容紹介(「BOOK」データベースより)
テレビ局に籍を置き、ドキュメンタリー番組の制作を手がける美貴。ある日、高齢者施設で不審死が相次いでいるとの週刊誌の記事が目に留まる。その後、主要メディアや官邸に犯行声明が届く。書面には「何も生み出さない高齢者は『社会悪』だ」などと書かかれていた。取材を進める美貴は、偶然の出来事から悟と名乗る青年とかかわるようになる。悟の生きてきた道程を知った美貴は、この国が抱える深い闇の存在に強い衝撃を受けるー。

What)これは何のための本か?

無戸籍について考えさせられる本。 

 

Why)この本を読む理由は何か?

今週のお題「おすすめブログ紹介」

おすすめブログ紹介

ブックレコメンドでおすすめ本に上がっていました。 

 

How)この本が伝える解決法は何か?

しんどい内容だけれど、こういうことがあるのだと思う。 

総評

あらすじを読むと、超高齢社会の問題がメインかという雰囲気ですが、そうではありません。

無戸籍という問題について取り組まれた作品です。なので、タイトルは「名もなき子」。

 

DVクソ夫という社会問題は、ずーーーっとずーーーっと昔からあって…

今、「DVクソ夫」という単語をこうやってブログに書けるようになっているのは、様々な負の歴史の積み重ね、そしてそこからのあがきの結果なのだと痛感しました。

 

かなりしんどい事件がでてきますが、読んで良かった一冊です。

無戸籍について、一般市民として関心を持ち続けいたいと思います。

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ

名もなき子 (一般書 386) [ 水野 梓 ]