What)
トップガン(1986年)の、続編(2020年予定がコロナで公開が延期してた)。
Why)
ドッグファイトが観たい。
How)
胸アツ展開。
おっさんホイホイじゃないか −公式による異様に完成度の高い二次創作−
タグライン
アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”。
しかし彼らは、ベスト・オブ・ザ・ベストのエースパイロット達をもってしても絶対不可能な任務に直面していた。任務成功のため、最後の切り札として白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット“マーヴェリック”(トム・クルーズ)だった。
記録的な成績を誇る、トップガン史上最高のパイロットでありながら、常識破りな性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、トップガンに戻り、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?
大空を駆け抜ける興奮、そして“胸熱”な感動がここに!
スカイ・アクション最新作がついに公開!
前作を観たことがある方も、もう1回観てから映画館に行くと楽しいです。
(前作の復習を強く推奨)
ネタバレありで行きます
どのみち、あらすじをログラインで書いても、誰も損しないタイプの映画なんですけどね。
「話はわかったか?
さっさと映像と音響を浴びてきやがれ!!」
って感じです(笑)。
しかもこの記事を読むモノ好きは、すでにマーヴェリック観ていて、反芻したいんじゃないかと思いますし。おすし。
つかみの骨董品!!!!!!
はいはい、初っ端からエンスー(?)の期待を裏切らない骨董品のオンパレードです。
- P-51ムスタング
- あの時代のカワサキ・ニンジャ
うwwはww
P-51はトム・クルーズの私物なんだとか。
龍虎の拳のジョン・クローリーもそうだけど、P-51って自分で持てるもんなの??
(ジョン・クローリーのおうちには派手な色のP-51があって、飼い犬が常に吠えている)
高い買い物といえばクルマですが、飛行機を買っちゃうんですかねぇ?
今週のお題「人生で一番高い買い物」
胸熱の渓谷ステージ
ミッションがエリア88やエースコンバットシリーズでおなじみの、渓谷ステージです。
今週のお題「本棚の中身」
もちろんエリハチは全巻装備です。
渓谷ステージは、控えめに言ってサイコーなチョイスです。
いいね、いいね。
作戦難易度の高さが、観ている側にすんごく伝わりやすい。
おかしな架空新兵器とか出てこないあたり、非常〜〜〜に好感度が高い。
訓練中も本番も、熱い。
これは何回観ても飽きない。
噛めば噛むほど味が出る、スルメイカのようなミッションです。
メイン機体はF/A-18スーパーホーネット
F/A-18は、よく飛んでるやつです。
地元(神奈川県茅ヶ崎市)では、しばしば見かけます。
元ネタになったバビロン作戦(イラク原子炉爆撃事件)ではF-16ファルコンが使われたそうですが、ナルホドです。
同じスケールのプラモデルが並んでいるとわかりやすいのですが、F-16とF/A-18は取り回しの良い大きさをしているんですよ。
渓谷ステージでは、お決まりのスレスレすり抜けも披露されますが、F/A-18の良さが発揮される名シーンに仕上がっています。
あれをF-14トムキャット(とかF-15イーグルとか)にやらせてしまったら、減点要素になります。
映画だから作り物のお話なんですけど、それでも「うおお、これはアツい!」って、手に汗にぎりたいんですよ、こっちは。
このミッションにして、この機体とメンバー。
いい味出してるボブ(レーダー員)なんかいい例で、重要な要素が多岐にわたって含まれているのです。
「なぜF-35ライトニングIIではないのか?」
という苦情については、
「うるせえ、F/A-18にはロマンがあるんだよ!」
と申し上げておきます。
だってさ、最近出てきたF-35なんかより、F/A-18のほうが親しみ湧くじゃん?
頭文字Dが良い例ですが、マシンはちょっと古いほうがイイんですよ。
それに、F-35みたいにのっぺりした機体よりも、F/A-18みたいな「いかにも戦闘機!」っていうトンがったカタチのほうが、萌えない??
もうすぐ還暦のトムによるお色気シーンは、意味をもたせようという努力の跡…?
私は洋画にありがちな「意味のない恋愛シーン」がとても苦手なのですが、なんとかして意味をもたせようとする努力が見え隠れしています(笑)。
まあ、このくらいなら、平気です。
海岸のアメフトゲームは、前作のビーチバレーと違って、「ちゃんと意味のあるシーン」になっていました。
アイスマン、謝るときは「相すまん」
↑このダジャレ、広く知られていると思ってたんですが…そうでもない?
「アイスマン」という二つ名のキャラクターは、トップガン以外にもいろんなところにいて。
私はこのフレーズをゲーメスト*で知りましたが。
*「インド人を右に」
「ハンドルを右に」の誤植が有名な雑誌
なんにせよ、トップガンは前作も今作も、チームの登場人物たちがいい味を出しているのですよ。
全編に渡って、個々の性格や心の動きを視聴者にわかりやすく伝えてくれる、いい脚本です。
悪役のスホーイ、乱れ散るフレア。むき出しSAMのニトリ感にウケる
いいから、とにかく映画館に行くんだ!
こんなに素晴らしいドッグファイトが映画館で拝める機会なんて、10年に1度あるかないかだぞ!!
基本、一難去ってまた一難の連続なんですが、どのシーンももれなく熱い。
ただ、敵側のSAMがめっちゃ「むき身で陳列」されていて、笑いを誘います。
ニトリの店内にあっても違和感がないほど、陳列です。
国によっては、本当にああいう陳列をしてるのかもしれませんが…、ともかくウケる。
期待を裏切らないハインド。そうこなっくっちゃ!
出てきますよ、悪役ヘリコプター・ハインド!
スクリーンにほどよい刺激を与えて、期待を裏切らない仕事をしてくれます。
あえて「ヌッ」と出てくるところあたりから、王道の撃墜されるシーンまで、いやー、すばらしい。
ハインドでなければ、あの雰囲気は出せませんね。
これがまたいい色に塗装されたやつで、画面に映えるんですわ。
(↓このカラーリングではない)
F-14の可変翼は世界遺産に登録されるべき
やまだかつて、これほどまでにトムキャットの可変翼がカッコよく演出された映画があっただろうか!?
やってくれたぜ、トップガン マーヴェリック!!!!
総評
ごはん3杯、大盛りで食えます。