君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!? [ 田村耕太郎 ]

残念ながら、世界の絶景紹介の旅行本ではありまっせんっ。 頭が良くてお金持ちで英語がすごくできるトップクラスの人が、頭が良くてお金持ちで英語がすごくできるトップクラスの人に、海外留学を勧める内容です。 うーん… 読んでも面白くなかったです。 たとえば、大前研一氏の著書って、一般庶民が読んでも、面白いし感銘を受けるんですよ。 「読んでよかったな、こんなためになる本がタダで図書館で借りられるなんて、ありがたい!」 となることうけ合いです。 駄菓子菓子、この「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!? [ 田村耕太郎 ]」は、最初から庶民をターゲットにしていないのです。 この国のトップ1%にも満たないような人たちに向かってのメッセージですね。 唯一納得できたのは、「日本語という語学の難しさ」について述べられていた項。 やっぱり日本語は、世界的に見ても特殊で難解すぎるものです。 欧米語の何か一つが母国語の連中が、欧米語の3つや4つをマスターするなんてのは簡単らしいです。(方言みたいなもの) そんなことより、日本人が英語を使う方がよっぽど難しいと。 そうですねー。 私生まれも育ちも神奈川ですけど、標準語も関西弁も悟空弁(オッス、オラ悟空)も、わかりますもんね。 欧米の人は「2~3ヶ国語が話せるのが珍しくない」なんいいますけど、それって、日本人なら誰しも、カタコトでよければよその地方の方言くらいできるというような感覚なんでしょうか。 ↓クリックしていただけると励みになります にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ <内容紹介> グローバル人材、日本脱出、キャピタルフライト……。 「世界の中で取り残される日本にいたら、座して死を待つのみ。日本を見切って世界へ出よ!」という論が花盛りの今、真打ちがいよいよ登場。 著者は、政治家として、会社経営者として、また証券マンとして、世界の一線級と渡り合ってきた経歴を持つ。 はたして今、日本を見切って世界へ打って出ることが本当に正しいのか。日本人は世界でどのくらい通用するのか。海外の大学に進学するならどいういう基準で選ぶべきか。今、海外でMBAをとるならどこが正解なのか。かかるお金はどう工面するのか。実際に世界で活躍する日本人とはどういう人物なのか…。 独自の情報網から世界と日本の情勢を正確に知る著者が、最新の情報をもとに、情熱をこめてレクチャー。これから世界へ飛び出そうという人、迷っている人、とりあえずショートステイでも行きたい人、新たに再チャレンジする人…、今、「世界」に興味がある全ての人の疑問と希望に答える必読の書。