読むのをとっても楽しみにしていたのですが…
どうやら私は、オッサン同士が対談する形式の本にはなじめないようです(爆)。
話し合っている内容は、きっと、大切なことなんでしょうが…。
いやね、どうにも口語なもんで話がまとまってないんですよ。
これ、対談相手に取材したことを池上彰が文章にしたら、半分以下のボリュームになって、さらにわかりやすくなります。
ついでにいうと、1対1の対談というのは、やはり内容が薄いです。
唯一ためになったのは、北欧大好きマザーごひいきのフィンランドの話。
フィンランドは第二次大戦後にひどい失業率だったらしいのですが、子どもの教育と子どもの福祉にとても力を入れた。
そして、今でもそうしている。
…というものだけです。
日本、小中学生の教育には躍起になっているけれど、その先や福祉にはあまり熱心ではないですからね…。
出版者も池上彰も、手を抜かないでよ!と言いたいです。
複数の取材先に聞き込んで、包括して、書き上げることこそが、読者が「読んでためになる!」と喜べる本になるはずなのですよ。。。
同じ題材について読むんだったら、
ノンフィクションならNHK取材班、
フィクションなら有川浩の「明日の子どもたち」
が良書です。
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