あらすじ&レビュー
内容紹介(出版社より)
■森永卓郎シリーズ最新刊
『ザイム真理教』『書いてはいけない』『がん闘病日記』累計50万部突破■投資依存症~こうしてあなたはババを引く~
政府の「貯蓄から投資」の旗振りの下、多くの国民が投資に夢中になっている。それは“投資依存症”という依存症の一種だ。
アルコール依存症にしろ、麻薬依存症にしろ、覚せい剤依存症にしろ、一度罹患してしまうとその治療は極めて困難だ。
誰かが止めないと、日本中に投資依存症が広がり、バブル崩壊にともなって日本中に破産者があふれてしまう。(本文より)■目次
第1章 お金が自動的に増えることはない
第2章 バブルはこうして生まれる
第3章 強欲な金融業者ーーバブルの真犯人?
第4章 扇動する政府とメディアーーバブルの真犯人?
第5章 そして、あなたは熱狂するーーバブルの真犯人?
第6章 投資とどう向き合うか?
これは何のための本か?
経済アナリストの森永卓郎先生の本。
この本を読む理由は何か?
ザイム真理教 (森永卓郎シリーズ) [ 森永 卓郎 ]を読んで面白かったため。
この本が伝える大切なことは何か?
とくに後半、これは防犯のためにも読むべき。
投資詐欺に騙されてはいけないし、騙されないためには投資依存症的な心理状態になってはいけないということが、切々と訴えられています。
総評
森永卓郎先生といえば、META社広告がなりすまし詐欺に悪用されてしまった著名人の筆頭です。
この件は、著名人ご本人たちからの異議申し立てにも関わらず、META社の対策が進まず、被害が拡大したというニュースが記憶に新しいところ。
森永卓郎先生のすごいところは、そんな詐欺事件の被害者からの問い合わせに、1件1件誠実にお答えをしているということ。
「初回の問い合わせは誰でも無料」というご自身のポリシーがあり、1回は必ずお返事をしてくれるのです。
2回目以降はコンサルティング扱いで有料になるのですが、誰にでも1回は無料でお返事をくれるって、すごいことだと思いません?
で、この本には、なりすまし詐欺の投資広告の手口や、危険な投資に大切な財産を使ったりしてはいけないということが書かれているのです。
「そんなうまい話はないのです、目を覚ましなさい!」
という、重い、重いメッセージ。
でも、お茶の間で惰性的にテレビを見たり、インターネットばかりしている人に、どれだけ伝わってくれるのでしょうか……。
「詐欺に引っかからない」ためにも、「本を読むこと」が大切なのだなと深く考えさせられました。
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