内容紹介(「BOOK」データベースより)
ひ弱な医師の日常は無茶ぶりまみれ?医療資源の乏しいフィリピン、防護服や注射針を使いまわすアフリカ、コロナ対策で不夜城と化した霞が関を渡り歩き、ウイルスでパニックになった世界を救う感染症専門家の日常とは?ヤバくて笑える仁義なき戦いの記録。引き継ぎゼロ、報酬1ドルもなんのその!
What)これは何のための本か?
エボラ出血熱から新型コロナウイルスまで、感染症専門のお医者さんの奮闘記です。
Why)この本を読む理由は何か?
話題の本として紹介されていたため。
How)この本が伝える解決法は何か?
どこの現場も、研究より「調整」に疲弊するということがよくわかる、お仕事奮闘記です。
総評
自分とは違うジャンルのお仕事をしている方の活動が、楽しく本で読めるというのはありがたいことです。
「バッタを倒しにアフリカへ [ 前野ウルド浩太郎 ]」や「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。 [ 川上 和人 ]」も、そう。
今回のウイルス学者さんのお話は、特に人間関係の構築や調整ごとが多く、たいへんです。
とにかくコミュニケーション力が要求されるので、そっち方面にかなりの才能がないと仕事が成立しない。
(それプラス体力も)
だからといって、研究職の方がコミュ力高いかというと、むしろ逆だと思います。
著者の方はそこをのりこえていらっしゃる、稀有な方です。
これほんと才能だし、適性です。
↓本のあらすじはコチラでどうぞ