すっごくおすすめ! イクサガミシリーズ完結まで 人/神|今村翔吾

2025年12月にこちらを読んで

 

2026年にはこちらを!

 

一糸乱れぬ構成で描き切った、全キャラクターが主人公級の歴史アクション金字塔です!

 

全巻を通して手に汗握る展開が続いてきましたが、ついに完結を迎えました。シリーズ全体を振り返って改めて感じるのは、登場するあらゆるキャラクターが驚くほど魅力的に描かれていることです。一人一人が一本の作品で主人公を張ってもおかしくないほどの存在感を放っており、まさに絶対的な傑作と呼ぶにふさわしい仕上がりでした。

特にラストまで追いかけて印象的だったのが、少女・双葉。物語において彼女のような「守られる立場」のキャラクターは、時に読者のフラストレーションを誘うこともありますが、本作ではその扱いが絶妙でした。なぜ彼女がこの過酷な戦いの場にいたのか。その意味が最後の最後まで重要な役割を持って明かされる構成には脱帽します。また、進次郎(どうしても某政治家の姿をイメージしてしまいますが!)にもしっかりと役割が与えられており、ストーリーに一切の無駄がありません。

昨今、活字離れが叫ばれて久しいですが、本作の圧倒的なリーダビリティは、普段漫画しか読まないという方にも自信を持っておすすめできます。この本をきっかけに、日本中で「読書の楽しさ」が再発見されるのではないか、そんな希望すら感じさせてくれる一冊です。

ネットフリックスでのドラマ配信を含め、世界中での展開も見据えられているようですが、消費スピードの速い現代において、一過性の流行で終わらせるにはあまりに惜しい。読後の余韻が消えない、魂を揺さぶる大傑作でした!!

すっごくおすすめ!