あらすじ&レビュー
内容紹介(「BOOK」データベースより)
「頑張る人を応援します」。世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。彼らはサボっているわけではない。頑張り方がわからず、苦しんでいるのだ。大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く。
これは何のための本か?
ケーキの切れない非行少年たちのシリーズ。
この本を読む理由は何か?
紹介が順不同になりましたが、1・2・3と読んでいます。
この本が伝える大切なことは何か?
「頑張る」の「前の段階」について、支援や個別教育が必要だというお話なのです。
総評
「頑張ることが美徳」とされる世の中で、頑張れない人たちの現実をしっかりと見つめた内容。
そういう当たり前に強制されている「頑張る」ということについて、この本は気づきを与えてくれます。
この著者の先生は、頑張れない人たちに「頑張れ」と言うのではなく、まず彼らが抱える困難や問題の根本を理解し、「その前の段階」での支援の重要性を説いています。
生活習慣だったり、個別教育や支援だったり。
実際に活動されてきた、少年たちとの関わりがエピソードとして紹介されているので、とてもイメージしやすいです。
前作同様、社会のあり方を訴えかける内容に感銘を受けました。
「頑張るのが当たり前ではない」というのは、非行少年に限らず、私達の重荷をおろしてくれることにもなるんじゃないかと思えました。
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