あなたにオススメの [ 本谷 有希子 ]

What)
育児ディストピアものという触れ込みでしたが…。

Why)
新聞の書籍広告欄を見て。

How)
短編2本ですが、それぞれの毛色がだいぶ違います!

お題「我が家の本棚」

あなたにオススメの

出版社より

日常は最恐のコンテンツ。

世界が注目する作家本谷有希子が描く、心底リアルな近未来!

依存症多発時代にどっぷり浸かる人たちへ。


「推子のデフォルト」

子供達を<等質>に教育する人気保育園に娘を通わせる推子は、身体に超小型電子機器をいくつも埋め込み、複数のコンテンツを同時に貪ることに至福を感じている。そんな価値観を拒絶し、オフライン志向にこだわるママ友・GJが子育てに悩む姿は、推子にとっては最高のエンターテインメントでもあった。


「マイイベント」

大規模な台風が迫り河川の氾濫が警戒される中、防災用品の点検に余念がない渇幸はわくわくが止まらない。マンションの最上階を手に入れ、妻のセンスで整えた「安全」な部屋から下界を眺め、“我が家は上級”と悦に入るのだった。ところが、一階に住むド厚かましい家族が避難してくることとなり、夫婦の完璧な日常は暗転する。

 

本選びは、新聞の書籍広告欄を見て決めることが多いです。

キャッチコピーでは、育児に関する近未来ディストピアものという触れ込みだったと思うのですが…。

 

短編の1話目は、たしかにそうです。

でも、2話目がまた全然違う話でして。

これが特濃のイヤミスなんですわ!
(イヤ〜な感じのミステリー)

 

タイプの違う2作品になりますので、後半は心してくださいまし!

 

↓本のあらすじはコチラでどうぞ