AI vs. 教科書が読めない子どもたち[ 新井紀子 ]
前半から中盤は、AI概論。
AIに関する流言飛語が多い中、誤解せぬようにとの意味を込めて、わかりやすくAI技術が開設されています。
んでもって、主題の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」は終盤にようやく出てきます。
AI vs.教科書が読めない子どもたち [ 新井 紀子 ]
「AIの苦手分野」と「人間の苦手分野」がけっこうかぶってしまっているという問題点が指摘されています。
AIがとってかわれないものとして、読解力、コミュニケーション力、柔軟性等が挙げられているのですが、これがあんまり得意でない人間が多いのだという警鐘。
そうするとたしかに、「AIにとってかわられる仕事」にとってかわられて、世界終了のお知らせ(失業大恐慌)。
加えて、
「ただし、読解力を上げる特効薬はまだ見つかっておりません」
とのご報告。
そうかい!
困ったネ!
…という感じです(笑)。
この本の中では、AIにとってかわられずに人間がやるしかない仕事として「保育士」や「介護士」が挙げられているのですが、
「従来になってきたのが女性なので、低賃金で押しつけられていました」
と言及されています。
デスヨネー。
ということは、我々の未来に占める大多数は、やはり、低賃金・重労働かもね、と、けっこう暗くなる内容でした。
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