2017-07-30 ダムダム弾は逆に優しい武器だったって知ってた? 映画化作品 藁の楯 [ 木内一裕 ] 本の感想2017 藁の楯 (講談社文庫) [ 木内一裕 ] ※あらすじが紹介ページの下の方にあります。 ねえねえ、ナントカ条約で禁止されてるあの「ダムダム弾」って、逆に優しい武器だったって知ってた? テレビアニメのルパン三世にも出てきた、あのダムダム弾です。 「フルメタルジャケットは、貫通するから、他の人に当たるかもしれなくて危ない。 ダムダム弾なら、当たった相手の体の中で無残に飛び散るから、他の人に当たらなくて危なくない」 という考え方だそうです。 すげえな(笑)。 ずっと逆の考え方で「フルメタルジャケットのほうが優しい」と思い込んでいたので、目から鱗です。 ※銃の種類によってはフルメタルジャケットが体の中で回転して殺傷力を増すというものもあるので、撃たれても必ず安心ということではありません。 それ以前に、弾の種類によらず、鉄砲で打たれたらどのみち痛くて死ぬと思います。 …というムダ知識を与えてくれる本でした(笑)。 内容的には、面白いし、映画化されて話題になったのもうなずけるんですが… 子どもを持つ母としては、陰鬱な気分にならざるを得ません(;´Д`) しかしながら、この本に出てくるような犯罪はあまたにあり、一般報道できないような凄惨な状態が存在するというのは紛れもない事実だと感じます。 (裁判員のPTSD問題とか、ホントその通り。 そりゃショックから立ち直れない人が多数発生するさ) 私たちは、防犯に努めよう。 ↓そうねボタン(クリックすると喜びます) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 二人の少女を惨殺した殺人鬼の命に十億の値がついた。いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測のつかない中、福岡から東京までの移送を命じられた五人の警察官。命を懸けて「人間の屑」の楯となることにどんな意味があるのか?警察官としての任務、人としての正義。その狭間で男たちは別々の道を歩き出す。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 木内一裕(キウチカズヒロ) 1960年福岡生まれ。’83年、『BE-BOP-HIGHSCHOOL』で漫画家デビュー。2004年、初の小説『藁の楯』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)