ゴミは、描かれるときたいてい美化されている。えんとつ町のプペル [ 西野亮廣 ]
ゴミは、描かれるときたいてい美化されている。
あらためてそう思わせる作品でした。
きれいに描かれすぎている。
ゴミのあふれる街というよりも、千と千尋の世界に思えてしまう。
幼児向けの絵本ではないので、大人の感想のみです。
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【内容情報】(出版社より)
ペン一本で描いたモノクロ絵本で世界を圧倒したキンコン西野が、業界の常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本!
「信じぬくんだ。たとえひとりになっても。」
おはなし)
4000メートルの崖にかこまれ、そとの世界を知 らない町がありました。
町はえんとつだらけ。
そこかしこから煙があがり、あたまのうえはモックモク。
朝から晩までモックモク。
えんとつの町に住 むひとは、くろい煙にとじこめられて、
あおい空をしりません。
かがやく星をしりません。
町はいま、ハロウィンまつりのまっただなか。
魔よけの煙もくわわって、いつもいじょうにモックモク。
あるとき、
夜空をかける配達屋さんが、煙をすってせきこんで、
配達中の心臓を、うっかりおとしてしまいました。
さすがに視界はこのわるさ、どこにおちたかわかりません。
配達屋さんはさっさとあきらめ、夜のむこうへスタコラサッサ。
ドクドクドクドクドックドク。
えんとつの町のかたすみで、あの心臓が鳴っています。
物語&監督:にしのあきひろ
参加イラストレーター・クリエイター総勢33名!