このミス「縁見屋の娘 [ 三好昌子 ]」はすごく出来のいい時代小説だった!

※あらすじが紹介ページの下の方にあります。
このミス(このミステリーがすごい大賞)の【優秀賞】。 「京の縁結び縁見屋の娘 (宝島社文庫) [ 三好昌子 ]」 は、すごく出来のいい時代小説でした! 同じくこのミス優秀賞の「クルス機関」を今読んでいるのですが… キモい。 (クルスのキモさは昭和のオッサン向け小説級) それに比べて、この「縁見屋の娘」の完成度の高さといったら! 文章もストーリーも、美しく洗練されてるっぷりが全然違うんです。 押しつけがましくなく、ご都合主義でなく、読者みんなが温かい気持ちで納得して読了できる、良い本でした。 ↓そうねボタン(押していただけると励みになります) にほんブログ村 子育てブログ 共働き育児へ にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へ にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作は江戸の口入屋を舞台にした時代ミステリーです! 江戸・天明年間の京都。働き口や住む場所を紹介する「縁見屋(えんみや)」。代々から続く“徳を積む”という家訓のもと、通りすがりの修行僧や旅人などあらゆる人の世話を焼いている。娘のお輪は父と穏やかな日々を過ごしているが「店の娘は代々男児を産まず早死にする」という噂に悩んでいた。ある日、店に修験者が訪れ、父は男に縁見屋ゆかりの火伏地蔵堂の堂主を任せることに。お輪は「帰燕」と名乗るその男に、なぜか心を惹かれていくが……。悪縁により短命な家系に生まれた不運な娘を救うべく、謎の修験者が施す大いなる“秘術”とは? ふたりの運命は? 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」-江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなったという「悪縁」を知り、自らの行く末を案じる。謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが…。縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体。息を呑む真実がすべてを繋ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 三好昌子(ミヨシアキコ) 1958年、岡山県生まれ。嵯峨美術短期大学(現、京都嵯峨芸術大学短期大学部)洋画専攻科卒。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『京の縁結び 縁見屋の娘』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)