最後はなぜかうまくいくイタリア人 [ 宮嶋 勲 ]:常識・非常識を論ずる前に知っておくといい「違い」

お題「この前読んだ本」

あらすじ&レビュー

最後はなぜかうまくいくイタリア人 (日本経済新聞出版)

内容紹介(「BOOK」データベースより)
アポの時間は努力目標。嫌なことは後回しでよい。一度にふたつのことはしない。商談より食事が大切。それでも、結果が出るのはなぜー?私たち日本人とは対極のイタリア人の国民性を、著者が体験したエピソードとともに紹介。本書を読めば、小さな悩み事にクヨクヨするのがどうでもよくなります。

これは何のための本か?

イタリア人の国民性を、イタリアで仕事をしている日本人が解説した本。

 

この本を読む理由は何か?

ベストセラーとして評判のため。

 

この本が伝える大切なことは何か?

多様性がますます重要となる現代において、異文化理解の必要性を改めて教えてくれる一冊です。

 

総評

この本が私たちに伝えている大切なことは、「違いを知ることの大切さ」です。

多様性が声高に叫ばれる今こそ、私たちは異文化への理解を深める必要がある(=知らないとひどいことになる!)と、ひしひし感じました。

イタリア人と日本人の文化の違いは、特に「時間の使い方」が違います。

「時間に超ルーズ」。

日本人の常識・良識が通用しない、恐るべき社会です。

もちろん、イタリアの考え方にも背景があり、異なる価値観や文化を説明してくれる本ではあるのですが……いやはや、つらいです。

イタリア式の考え方の人たちとグローバルで仕事をする人は、本当に大変です!

中国やアメリカは、これに比べれば全然マシなのではないでしょうか。

 

私はこの先もずっと日本にいると思うのですが、それでも身近に外国の方が住むようになったら、あるいは日本がさらにグローバルな国になったら、異文化理解は欠かせません。

そういう未来もありそうですから、違いを知らないことで、思わぬ誤解やトラブルがでてきそうだなと思います。

この本は、異文化理解の必要性を教えてくれるだけでなく、多様性を受け入れることの難しさと素晴らしさも同時に教えてくれます。

本当に、著者の方は苦労されていると思う……。

 

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最後はなぜかうまくいくイタリア人 (日本経済新聞出版)