What)
各国の名探偵が集結して、優勝賞品のお宝GETを目指す。
Why)
表紙でめちゃめちゃ読みたくなるでしょ!
How)
1人ずつピンを張れる個性派揃い、かつ、全体に散りばめられた小粋なネタたち!
親切なことに、海外からの来訪者が「日本語に堪能」という設定で話が進みます。
私は英語できない日本人の一人ですから、この設計をありがたく享受します(笑)。
英語できたら、読んで面白い本の幅も広がるのかな…?
日本のある富豪が発見したという「聖遺物」。
世界的にも貴重なその「聖遺物」を手に入れるため、世界中のカトリックそして正教会は、威信と誇りをかけ「名探偵」を探し始めた。
いったい、なぜ?
それは、「聖遺物争奪」のために行われる、前代未聞の「推理ゲーム」に勝利するため。
アメリカ、ウクライナ、日本、ブラジルーー。選ばれた強者たちは、全員が全員、論理という武器だけでなく「特殊能力」を所有する超人的な名探偵ばかりだった。つまり、全員が最強。しかし勝者は、たったひとりだけ。
つまり、真の名探偵も、たったひとりーー。世界最強の名探偵は、誰だ?
似鳥 鶏さん、初めて読みました。
なにこれ、1章ずつが、すごい面白いんですけど!
この1冊で、丼飯が探偵の人数分食べられますっっ。
本好きならわかってもらえると思いますが、登場人物が魅力的だと、本をおかずにして白ごはんがバンバン進むんですよ。
なんてお得な1冊なんだ…。
たとえるなら、ドラゴンクエスト4導かれし者たち。
どの章を進めててもワクワクするじゃないですか。
それでもって、5章はついに全員集合して大冒険ですよ。
この形式は、それぞれのストーリーとキャラがしっかり面白くないと楽しめないんですけど、これはもう全章ハナマルです。
この記事を書いる最中に知ったのですが、スピンオフ番外編が無料公開中です。
このあとすぐ読まなければ…!
てかみなさんも、無料短編を読んで気に入ったら、本編読んでください。
わくわく、そわそわ。
ちなみに最終章の舞台は、雪の北海道!
いちばん最後まで読むと、登場人物の行きたかった場所が紹介されます。
私の住みたい場所も、出てきました。
↓本のあらすじはコチラでどうぞ
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今週のお題「好きな街」